
TSUTAYAが発行するフリー・ペーパー『VA』の名物連載「DJケミカルの日本全国TSUTAYAの旅」が最長寿となる45回を迎え、その偉業を記念してファン招待制のスペシャル・ライブが渋谷O-EASTにて開催された。
名付けて、“FUNKY MONKEY BABYS×TSUTAYA RECORDS「DJケミカルの日本全国TSUTAYA の旅~☆祝☆最長寿連載 45回がゆえに4月5日ライブ♪~」supported by au Exclusive Live”(タイトル長っ!笑)。
約10,000通もの応募の中から選ばれたラッキーなBABYSたち(500組1,000名)が詰めかけ、場内には肌寒い空模様とは真逆の熱気が立ちこめている。
ライブに先駆けてスタッフによる諸注意、そして「まもなく開演です!」とのアナウンスの後、モンパチ(MONGOL800)の「小さな恋の歌」が流れ、場内には早くも盛大な手拍子と合唱が。そこにDJケミカルが勢いよく登場、珍妙なダンスと頭に付けたタケコプター(?)をぐるぐる回し、「今日がTSUTAYAの旅、46回目だ~! 花見だ~!! FUNKY MONKEY BABYSだ~!!!」とシャウト。
そして、「希望の唄」のイントロと共に2MC=ファンキー加藤とモン吉がダッシュでオン・ステージ、加藤が「おい、EAST! いくぞ~!!」と呼びかければ、EAST中の手が一斉に大きくバウンス。ライブはいきなり最高潮の盛り上がりとなった(スゴい!)。

間髪おかず2曲目の「モーニングショット」へ。「さぁ! 今から楽しい一日が始まるぞ~!」と加藤、「歌って!」とシンガロングを呼びかけてステージをところ狭しと走り回る。「イェイ! イェイ!」とお客さんの合の手もバッチリだ。ステージ後方ではDJケミカルが飄々とダンシング、無邪気にジャンプを繰り返している。「休むなよ! 行くぞ、O-EAST~!!」とさらに加藤があおって、<♪グッドモーニン!>とコール&レスポンスも盛大に、EASTの熱気はどこまでも高まっていくのだった。
しばしのブレイクの後、加藤がMC――
「今日は、『FUNKY MONKEY BABYS×TSUTAYA RECORDS DJケミカルの日本全国TSUTAYAの旅 ~☆祝☆最長寿連載 45回がゆえに4月5日ライブ♪~ supported by au Exclusive Live』へようこそ~!」。「長い? でも絶対言えって言われたから(笑)。今日のライブも長いぞ! ついて来れるか? ついて来れるか~!?」とひとしきりあおって、その勢いのまま「そのまんま東へ」。
軽快なリズムとモン吉の流れるようなライムがフロアを揺らし、ここでもコール&レスポンスが沸き起こる。「一緒に! 一緒に!! 一緒に行くぞ~!!!」と加藤、力いっぱい身体を揺らして今にもひっくり返ってしまいそうな勢いである。続く「恋の片道切符」では、ミラー・ボールの瞬きとゆったりとした4つ打ちビートにあわせてお客さんの手が左右にウェーブ。
心地よい一体感がEASTを包んだ。

ブレイクでは客席から「加藤さ~ん!」「モンちゃ~ん!」「ケミちゃ~ん!」と、ひっきりなしに歓声が飛び交う。「ありがとう!」とファンに応える加藤。「今日のライブは10,000人くらいの応募があって、その中の500組1,000名様ですよ! 最近テレビとかいろいろ出させてもらってるけど、やっぱりどうも落ち着かないような感じで、ここ(ライブのステージ)こそがFUNKY MONKEY BABYSの正しい立ち位置なんだなって改めて思いました。テレビとかインターネットではわからない、この汗の臭い……ライブって感じしますよ(笑)」と、本当に楽しそうな笑顔を浮かべている。
そして、「みんなの背中を押させてください!」と、珠玉のバラード「涙」と「告白」を続けて披露。一人ひとりを指差しながら、文字どおり力強く背中を押すように熱演するファンモンに、お客さんは力いっぱい手を挙げて応えていた。

とにかく驚いたのは、「最後まで持つの!?」とこっちが心配なってしまうほどアグレッシブなパフォーマンス。
とくにファンキー加藤のそれは超人的と言えるほどで、汗だくになって、ゼェゼェ息を切らしながらも、繰り返しお客さんのもとへダッシュしていくのだ。その熱血的なステージングは松岡修造もビックリ!?(笑)、見ていて胸が震えると同時に、「まったく、負けてらんないよなオレも!」と体の底からフツフツ活力が沸いてくるようだった。
なぜファンモンがこんな大きな支持を集めているのか、その理由が痛いほどよくわかりました、ホントに。


「One」では会場中のタオルがぐるぐる旋回、「ヒーロー」ではお客さんが一斉にジャンプ!
そして「明日へ」では<♪悔し涙を希望に変えて そっと見えてきた明日へ>という力強いメッセージがEASTをひとつに繋ぎ、ライブは後半戦も右肩上がりにヒート・アップ。暴れすぎて遂には倒れ込んでしまった加藤に、「頑張って!!」といくつもの声援が飛ぶ。
「こんなに苦しいけど、そのちょっと上をいくくらい、楽しい!苦しいが49だとすると、楽しいのは51くらい」と笑わせてみせる。
「きっと、俺たちがこれから歩んでいく人生っていうのも同じで……辛いことは絶対消えない、この世の中。でも、俺たちが歩いていくこの道の先にはきっと、まだ見たこともないような、想像もできないような“幸せ”がそこにあると信じてます。だから、絶対あきらめちゃダメなんだ!」と力強くMC。
さらに、「夢とか希望とか、偉そうに高いステージから言ってるけど、俺たちだって挫けそうになる日は365日のうち300日くらいある(笑)。そんな時には、ライブでみんなからもらうパワーがすげぇ必要だ。俺らは歌声という未知数の力を使って、みんなの日常とか青春とか恋愛とか、そういうもろもろの背中を押したいって強く思ってます。でも、そこから一歩踏みだすのは、それぞれの力が必要。その力とは、心の奥底にある、普段はなかなか見せない“ちっぽけな勇気”なんだ!」
――まったく、なんてポジティブで力強い言葉だろう。ファンモンが届ける全力のメッセージは、夢や希望の描きづらい不透明なこの時代にあってまばゆいばかりの光を放ち、オーディエンス一人ひとりの笑顔となってキラキラと輝いていた。
アンコール含め1時間半におよんだライブをやり遂げ、「また今度、ライブハウスで一緒に歌おうぜ!!」(加藤)と再会を誓ってステージを去ったファンモン。5月には横浜アリーナ2デイズという大舞台を控え、8月からは全国ツアーもスタート。3人は、これからも数え切れないくらいの背中を押して、日本中を元気づけていくことだろう。
