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CHEMISTRY CHEMISTRY 2008 TOUR ”Face to Face”Live Report 2008/07/01 日本武道館

7/1に行われたCHEMISTRY 2008 TOUR “Face to Face”日本武道館公演。
au one net EXCLUSIVE LIVE特別企画として招待されたラッキーなau one net会員25組50名が体感した白熱のライブをオフィシャルレポート!

07.07 日本武道館 Official Report

2008年7月1日、火曜日。温かな陽差しが心地よい、爽やかな初夏の陽気となったこの日。
CHEMISTRYの日本武道館3デイズ、その初日がいよいよ開催となる。余裕をもって開場の18時前に現地入りすると、既に物販コーナーには長蛇の列ができあがっている。
「I Love CHEMI」とプリントされたキュートなTシャツやタオル、タンブラーなどのツアー・グッズをそれぞれに買い求めたり、「CHEMISTRY 2008 TOUR “Face to Face”」と大きなビルボードの掛かった正面玄関で写メを撮ったり、みんな思い思いに特別な時間の訪れに備えているようだ。武道館に足を踏み入れると、ちょうど中央の天井に大きな日の丸が掲げられていて、ここが数々の名シーンの舞台となった由緒ある地であることを無言のうちに知らされる。
今日これから、この場所で、世の中を彩ってきたCHEMISTRYのハーモニーが響きると思うと無条件にワクワクする!

定刻の19時になると、突如として場内が暗転。満場の武道館に大歓声が響き渡る。
この夜の最初の音楽=「空の奇跡」と共にCHEMISTRYのふたりが登場!
シルバーの細身のジャケットに白シャツが爽やかな堂珍。
対して川畑はラメ入りのハットに黒のジャケット、ゴールドのシャツと、
ドハデな衣装も文句なしにキマっている。「みんな、こんばんわ!いくぜ、武道館!!」と、
まずは堂珍が威勢よく投げ掛ける。早くも総立ちの客席。盛大な手拍子でふたりを迎えている。
すごい!武道館は瞬時にして沸点に達してしまったのだ。続く2曲目「ai no wa」では、
男女ふたりずつのダンサーが登場。躍動的なダンスで視覚的にステージを盛り立てる。
ファルセットも伸びやかに、気持ちを込めて歌を届ける堂珍と川畑。
ステージ左右には大きなスクリーンが設置されていて、ふたりの表情が映し出されている。
これまでで最長となる40本以上に及ぶツアーの疲れを微塵も感じさせない、見るからに絶好調な笑顔だ。
よほど充実したツアーだったのだろう。ふたりのMCも、とても軽快。

堂珍「武道館は5年ぶりですね。なにはともあれ、帰ってきました!」
川畑「どうもありがとう!3月30日から始まったこのツアーも、早いもので今日で43本目。
こうして武道館に帰ってくることができました。『Face to Face』というアルバムの曲はもちろん、
それ以外にもたくさん曲を用意してきたので、みなさんたっぷり一緒に楽しみましょう!」
堂珍「それでは懐かしいナンバーいってみたいと思います、『Motherland』!!」

そのようにして、小気味よくステージは進展。「This Night」「deep inside of you」「君のキス」と、
序盤は新作収録曲を中心としたセット・リストだ。ふたりの歌声に誘われて、ぐんぐんと熱を高めていく武道館。ひと息ついて堂珍が客席を見回すと、<要・結婚おめでとう!>と書かれたプラカードを発見。すると、スポット・ライトを浴びて川畑がご挨拶――「川畑要、29歳。結婚しましたー!」。
急遽、武道館は結婚報告会場となった。「小さな小さな命を授かり、パパになります」とも。
幸せいっぱいの川畑に、客席からありったけの温かい拍手が贈られた。

ライブはまだ中盤。お楽しみはこれから、とばかりに堂珍が告げる。
「141曲の持ち曲の中からみんなに何を聴いてもらおうか、いろいろ考えたんですけど、ちょっと原点に返ってね、やっぱりCHEMISTRYと言えば“バラード”ですよね!」。
「でも、ただバラードを歌うだけじゃ足りないよね?」と川畑。
「じゃあ、一曲一曲を繋ぎあわせたりなんちゃったりしちゃったりして!?」と堂珍が応えれば、
フロアからは割れんばかりの大歓声が。そう、ここで披露されたのは、CHEMISTRYの
珠玉のラブ・ソングがまとめて聴けちゃうスペシャル・バラード・メドレー!
「My Gift to you」→「You Go Your Way」→「最後の夜」→「愛しすぎて」→「君をさがしてた」と、
歴代のラブ・ソングがつぎつぎと届けられ、この時ばかりはオーディエンスも着席して、歌の物語を味わうように、じっくりと耳と心を澄ましていた。

バラード・メドレーで最高潮を迎えた武道館だけれど、この夜最大の見所のひとつは、ここからのポエトリー・リードを交えた演劇的なブロックだろう。
ステージ中央のスクリーンに<想像の自分/本当の自分~>など次々と“コトバ”が映し出され、ダンサー陣が男女の恋模様を表情豊かにパフォームしていく。ベージュのロング・コートの堂珍、ファー付きのシルバーのコートに着替えた川畑が、ステージ上段に設置されたバルコニーから「hold on」「ココロとコトバ」などを熱唱。時折ふたりによるナレーションもあって、一体どんな展開が待ち受けているのか、片時も目が離せない濃密な時間となった。

続いて「ここからはそれぞれの部分を少しでもわかっていただけたら」(川畑)と、ライブはソロ・コーナーに突入。
先鋒の川畑はNeyoの「Because of you」、そしてRED HOT CHILI PEPPERSの「Dani Carifornia」をカヴァー(後者ではエレキ・ギターでソロも披露!)。入れ替わって登場した堂珍は、アコースティック・ギターを抱えてSMILE の名曲「昨日の少年」を熱唱。煌びやかなステージで魅せた川畑と、フォーキーな歌で酔わせた堂珍――それぞれのツアーの思い出話も聞けたりして、ふたりのパーソナルな嗜好性が滲み出た貴重なひと時を堪能させてもらった。

さぁ、ライブもいよいよ終盤。「ここからもっと盛り上がっていこうぜー!」と堂珍。
「輝く夜」がまばゆく鳴り渡れば、「バーンッ!!」という破裂音と共にステージ前方から
銀色のテープ・スプラッシュが!がぜん沸き立つ武道館に「Ordinaryhero」「伝説の草原」「Daydream」とアッパー・チューンを畳み掛けていく。みんながみんな腕を大きく左右に振ったり、その場で飛び上がったりして、ふたりの歌声に懸命に呼応している。ちょっとのけぞってしまいそうな圧倒的なクライマックスの中で、ライブ本編は大団円を迎えたのだった。

数分後。鳴り止まない声援に応えて、「I Love CHEMI」のツアーTシャツを着てふたりがカムバック(川畑はピンク、堂珍は水色をチョイス)。
本編を無事に終えた安堵からか、とてもリラックスした表情を浮かべている。
客席からは「かっぱえびせ~ん!」、「徹子~!」などの声援が飛んでいる。
そんなリクエストに応えて、なんと、CMでお馴染みの「かっぱえびせんのテーマ」を、続いて徹子の部屋出演時に披露した「徹子の部屋のテーマ」、さらにその昔出演したチェルシーのCMテーマをアカペラで披露。
このふたりにかかれば「かっぱえびせんのテーマ」もラブ・ソングに聴こえてしまうから、まったく大したものである。お楽しみコーナーに続いて、集まってくれたお客さんにひとしきり感謝の言葉を述べたふたりは、その溢れる想いをラスト2曲――「遠影」「SOLID DREAM」に乗せて精一杯に届けてステージを後にした。

印象的だったのは、全編を通してふたりが頻繁にステージの左右まで走り、2階席、3階席のオーディエンスにもしっかりと手を振って歓声に笑顔で応えていたこと。
そう、ふたりは文字通り“Face to Face”なコミュニケーションで1万人と心を通わせあったのだ。
思えば人と人が想いを分かちあう出発点は、そんなシンプルな対面からだったよなと、ネットやケータイに依存した日々の中で忘れていた原点を再確認させてもらった。
そのようにして、CHEMISTRYはこれからもたくさんの人々と向き合って、誠実に歌を届けていくのだろう。

そうそう、ライブ終盤のMCで堂珍はこんなことも言ってました。「近いところでは10周年というのがあります。そこに向けて、あんなことしようかな?っていろいろ考えてます。めちゃめちゃ企んでるので引き続き応援よろしくお願いします!」って。

当分CHEMISTRYから目が離せない!

text:奥村明裕 Photo:岸田哲平